血液サラサラ薬服用中の包茎手術は
仙台中央クリニックに御相談ください
血液サラサラ薬を服用
血液サラサラ薬を服用中の方から包茎手術の御相談を頂いています。心筋梗塞や狭心症、人工弁置換の手術後、脳梗塞の治療に血液サラサラ薬が用いられます。老年人口の増加に伴い、これらの疾患を合併する方が増え、血液サラサラ薬を服用する方が増加しています。血液サラサラ薬を内服していると、出血し易くなるために、周術期は休薬することが安全ですが、薬の種類や手術部位の状態によっては、服用したままで手術可能な場合もあります。
血液サラサラ薬服用で出血のリスクが高くなる
血液サラサラ薬を服用中は、軽微な外傷でも大きな内出血が認められます。また抜歯などの歯の治療、内視鏡検査などの際に、血が止まりにくくなる場合があります。包茎手術を希望される場合は、服用している薬剤名を必ず伝えて、医師の指示に従っていただくことになります。自己判断で薬の調整をすることは、絶対に避けてください。
血液サラサラ薬服用中の包茎手術
血液サラサラ薬を内服中に、包茎手術を希望される方は多くいらっしゃいます。しかし、手術中に出血を誘発し、血が止まり難くなること、術後の出血が増えることにより、血液サラサラ薬を飲まれている方の包茎手術を引き受けてくれる施設は限定されます。現病歴を詳細にお聞きし、診察した上で、手術が可能かどうか判断することになります。事前に、主治医に一定期間の服用が止められるかどうか確認し、休止出来るのであれば休薬してもらうのが安全です。
血液サラサラ薬の休薬
血液サラサラ薬を服用中の場合、手術により出血の危険性が増えますので、原則的に休薬してもらうのが安全です。事前に主治医とよく相談し、休薬期間を確認しておくことが重要になります。しかしどうしてもことも場合もあります。
血液サラサラ薬を休薬せずに手術を行いたい
外科技術の進歩により、手術中の出血をコントロールする手法が開発されています。術前に、出血時間の検査を行い、血が止まりやすいように処置することで、血液サラサラ薬を内服したままでも、手術を行うことができます。ただし、服用している薬の内容や、治療部位の状態、手術の内容によっては、絶対にできるとお約束できるわけではありません。主治医に包茎手術することを知られたくない、連絡を取りたくないという場合には、出来るだけ便宜を図っています。
血液サラサラ薬服用中の包茎手術のリスクやデメリット(稀なものを含む)
- 強い出血を誘発することがあります。
- 腫れが強くなることがあります。
- 原疾患や薬の服用状況から判断して手術をお受けできないことがあります。
- 一定期間の休薬が可能か主治医の許可をいただく場合があります。
- 手術を引き受けてくれる施設は限定されます。
血液サラサラ薬服用中の包茎手術ビフォーアフター症例写真
症例経過
2年前から脳梗塞の予防のために血液サラサラ薬を服用していた症例です。亀頭包皮炎を繰り返し、包茎の症状が進行して剥けなくなってきたので包茎手術を希望されました。他院で血液サラサラ薬を服用中の方の手術はできないと断られ、仙台中央クリニックに御相談頂きました。診察したところ埋没症状の強いタイプの包茎でした。病状から休薬できると判断し、3日間血液サラサラ薬を休薬して包茎手術に臨みました。陰茎堤靭帯を固定して埋没陰茎を修正し、余剰包皮を切除して亀頭を露出させました。
症例解説
包茎手術を希望するものの、血液サラサラ薬を内服している為に、引き受けてもらえないことが多々あります。血液サラサラ薬内服により、術中や術後の出血が増え、血が止まらないことがあるために、手術を敬遠する医師が多いようです。しかし厳重な管理のもと治療を行えば、手術は可能です。原則的に主治医と連絡を取り、休薬をお願いしています。病気の症状や経過、薬の種類によって休止する期間が変わってくることがありますので、主治医の判断を仰ぐのが賢明です。しかしどうしても主治医に包茎手術をすることを知られたくない、連絡を取りたくないという場合には、休薬しないで治療できることもあります。全例においてお引き受けできるとは言えませんが、出来るだけ希望に沿うように治療を行っています。血液サラサラ薬服用中の包茎手術は強い腫れを認めるリスクがあります。手術の効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。手術前に十分説明を受けてください。
