亀頭包皮癒着の手術は
仙台中央クリニックに御相談ください
亀頭包皮癒着による支障
亀頭包皮癒着とは、亀頭と包皮が癒着している状態です。排尿時に尿が包皮の中に貯まり、尿の排出が出来ない、痛みのため性行為が出来ない、などの支障があります。機能的なトラブルが生活の質にも影響を及ぼすため、早期に亀頭包皮癒着の剥離手術を行う必要が有ります。
炎症や亀裂による亀頭包皮癒着
強い亀頭包皮炎を起こし、炎症を繰り返すことが原因で、後天的に亀頭と包皮の一部が癒着することが有ります。また、亀頭包皮炎を繰り返していくうちに包皮の柔軟性が失われるケースも有ります。亀頭包皮の炎症や亀裂を繰り返す方は、癒着を生じる前に包茎手術を受けることをお勧めしています。

真性包茎による亀頭包皮癒着
真性包茎で、包皮孔が狭い状態では、亀頭包皮癒着が起こることが有ります。衛生管理が不良になり、細菌感染を併発することが原因です。状態が悪化すると、包皮先端が硬く瘢痕化することが有ります。無理に剥こうとすると、包皮先端の皮膚が裂けて出血し亀裂を生じます。亀頭と包皮の癒着が進行するために、自己判断による処置は避けてください。
糖尿病性包皮癒着
糖尿病は包茎の状態を悪化させることが知られています。皮膚がもろくなり、創傷や亀裂を生じ易くなります。皮膚が硬くなり、包皮は収縮するために衛生管理が不良になって、細菌感染を併発し易くなり、亀頭包皮炎を繰り返すことになります。そのような状態になると、炎症に伴う亀頭と包皮の癒着が引き起こされます。
包皮癒着剥離と包茎手術
亀頭と包皮の癒着が強い場合は、痛みが強く、包皮を反転することが不可能です。亀頭包皮癒着を確実に治せるのは手術しかありません。包皮と亀頭に強い癒着がある場合は癒着を丁寧に剥離して亀頭を形成します。包皮輪の狭窄を同時に解除しながら余剰包皮を切除します。癒着を剥がすことにより、亀頭に出血や痛みを伴うことが有ります。
癒着剥離後の亀頭過敏症
癒着剥離手術後、亀頭が修復されるまでには数か月から数年の期間を要します。手術直後は、亀頭からの出血が認められ、包帯が亀頭について、包帯交換が難航します。亀頭が乾いてくるまで数か月が掛かることも有ります。その後亀頭の過敏症が残り、ビリビリした感覚が数年間続くことが有ります。

亀頭包皮癒着剥離術
癒着性亀頭包皮炎とは、亀頭と包皮が癒着しており、包皮をめくることができない状態に加え、炎症による赤み、腫れ、痛みを伴う疾患です。この癒着は生理的なものと、繰り返す炎症や感染によって生じるものが有ります。亀頭包皮剥離手術は、癒着している亀頭と包皮の間を慎重に分離し、正常な状態に戻すことで、炎症の改善と再発予防を目的とします。局所麻酔を使用し、痛みを感じない状態にしてから手術を行います。消毒後、癒着部分に注意深く器具を挿入し、包皮と亀頭の間をゆっくりと剥がしていきます。必要に応じて、癒着部位の処置や洗浄を行い、感染を予防します。処置後は軟膏を塗布し、包帯やガーゼで軽く保護します。

亀頭包皮癒着剥離手術のリスクやデメリット
- 術後は激しい運動やスポーツを1週間程度避けていただきます。
- 1ヵ月は性行為が出来ません。
- 包皮の突っ張り、引きつれが起こることが有ります。
- 内出血を認めることが有ります。
- 細菌感染を伴うことが有ります。
- 亀頭から出血が認められることが有ります。
- 剥離後に亀頭の痛みや過敏症がみられる場合が有ります。
- 適切に包皮切除を行わないと、癒着剥離後に再癒着することが有ります。
亀頭包皮癒着ビフォーアフター症例写真

症例経過
真性包茎の症例です。2ヶ月前から包皮口がさらに狭くなり排尿が上手くできなく、痛みを伴うようになってきたために御相談頂きました。診察したところ、包皮孔がピンホール状に狭窄して、亀頭と包皮が癒着していました。手術では包皮癒着を丁寧に剥離して余剰包皮を切除しました。亀頭が形成され、排尿が出来るようになりました。
症例解説
亀頭包皮癒着は勃起や性交渉だけでなく排尿にも支障が伴い、年数が経つほど癒着が強固になります。長年包皮と亀頭が癒着した状態が続くと、亀頭が敏感になり、びりびりした感覚や痛みが継続することが有ります。その為、症状が進行する前に早期に手術を行うことが勧められます。亀頭包皮癒着剥離は亀頭からの出血や痛みのリスクやデメリットを認めることが有ります。手術の効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。手術前に十分説明を受けてください。

症例経過
他院で不十分な包茎手術を受けた症例です。10歳代に、総合病院にて包茎手術を受けましたが、手術後も亀頭が露出せず、包皮と癒着した状態が残ってしまいました。前医からは「これ以上の手術は出血のリスクが高まるため難しい」と説明され、包皮との亀頭の癒着を残したまま、亀頭の先端部のみが露出した状態で経過観察となりました。外見上のコンプレックスを解消することが出来ず、自然な状態に修正してほしいと希望し、仙台中央クリニックに来院されました。診察の結果、包皮と亀頭の半分が強固に癒着しており、また包皮の除去も不十分でした。癒着剥離に加え、包茎の再手術を行いました。亀頭包皮の強固な癒着部位を丁寧に剥離し、余剰包皮を切除した後、自然な形となるよう亀頭形成を行いました。術後は亀頭がしっかりと露出され、外見上のコンプレックスも解消し、自信を持てるようになったと、ご報告いただいております。
症例解説
包皮の癒着剥離においては、単に癒着部位を剥がすだけでなく、術後の適切な処置を行わなければ再癒着が生じる可能性が有ります。再癒着を防止するためには、繊細かつ丁寧な剥離が求められ、高度な手術技術が必要です。また、余剰包皮の状態や術後の癒着防止措置も、専門的な知識と経験に基づいて判断し対応する必要が有ります。手術後は、医師の指示に従って適切なアフターケアを継続することが重要です。包茎手術によって亀頭を確実に露出させること、そして術後のケアを丁寧に行うことにより、再癒着のリスクを大きく低減出来ます。癒着剥離後は亀頭の過敏症状が残るリスクがあり、慎重な経過観察とケアが求められます。

症例経過
真性包茎による亀頭包皮癒着の症例です。包皮炎を繰り返し、亀頭と包皮の癒着が広がり、痛みのため包皮を剥くことが出来なくなりました。衛生管理や排尿に支障をきたすようになり、日常生活において生活の質の低下が見られました。剥皮が困難な真性包茎の状態となり、将来的な不安が強まった為に、仙台中央クリニックを受診されました。 診察の結果、包皮が亀頭のほとんど全体で癒着し、包皮の翻転が困難な状態であることが確認されました。手術では、癒着した包皮を亀頭から丁寧に剥離し、余剰包皮を切除した上で、亀頭直下にて美容縫合を実施しました。術後は、亀頭が自然な形で綺麗に露出され、清潔を保ちやすくなりました。身体的な快適さだけでなく、精神的にも安心感と解放感が得られました。
症例解説
亀頭と包皮が癒着し、真性包茎となることが有ります。最も多い原因は、包皮と亀頭の間に細菌が繁殖し、感染を起こすことで発生する炎症、即ち包皮炎です。包皮炎は、包皮内の清潔を保てない場合や、免疫力が低下している際に発症しやすい傾向が有ります。炎症を繰り返すことで癒着が進行し、剥離不能な真性包茎となります。包皮の小さな裂傷や外傷を繰り返し、長期間に渡り慢性的な炎症が続くことが癒着の原因となる為、注意が必要です。癒着を伴う包茎は、衛生管理の困難さや、排尿障害・性機能への影響など、身体的・精神的な問題の原因となります。そのため、亀頭を適切に露出させ、清潔に保てる状態に整えるためには、早期の外科的対応が推奨されます。癒着剥離手術の後には、亀頭部に痛みや感覚過敏が生じることがありますが、適切な術後ケアと経過観察により、多くの場合は改善が見込まれます。