パイプカット手術は仙台中央クリニックに御相談ください
パイプカット
パイプカットとは、医学的に精管結紮術と言い、精子を送る精管を切除することで、確実に避妊する方法です。もうこれ以上、子供を希望されない方や、パートナーの方に持病があるため、予期せぬ妊娠を防ぎたい方などが受けられています。手術を受けることで、勃起力が減弱することなく、傷口もほとんど目立ちません。
射精感覚に変化はない
パイプカットの手術後、精液の中に精子が含まれなくなりますが、射精感覚には変化はありません。腫れが引くまでの間は性行為を控えて頂きます。その後は、精液検査で精子の消滅が確認されるまでは、他の避妊方法を行って頂きます。
パイプカット勃起や精子への影響
パイプカットをすると精力や勃起力が落ちるのではと心配される方がいらっしゃいます。実際には、パイプカットを受けても男性ホルモンの生産される量は変わらないので、精力や勃起力には影響はありません。通常通りの射精が可能で、性感が落ちる心配もありません。睾丸で生産される精子は精子貧食細胞や抗精子抗体のはたらきによって自然吸収されるため、体に影響はありません。
パイプカット後の精液検査の重要性
パイプカットは家族計画のために行うもので、他人に強要されて行う手術ではありませんので、必ずパートナーとご相談いただき、双方の同意のもとで手術を受けてください。術後の精液検査を行い、精液の中に精子がなくなったことを確認させていただきます。それが確認されるまでは他の方法で避妊しなければなりません。
パイプカット精管の再吻合は困難
切断した精管を繋ぐ手術は可能ですが、難易度が高く、成功率が100%ではありません。パイプカット手術の前にご本人はもちろん配偶者を含めて何度も意思確認を行う必要が有ります。
パイプカット手術
陰嚢の皺に沿って1-2cm程度の小切開を行い、精管鉗子を用いて周囲の組織から、精管を露出します。精管の2箇所を絹糸で結紮した後に切断し、精管断端は再交通を防ぐために電気メスで焼灼します。出血がないことを確認し、傷を閉創します。皮膚はナイロン糸で数針の縫合を行います。
パイプカットのリスクやデメリット(稀なものを含む)
- 精液検査の結果が出るまでは避妊をする必要が有ります。
- 手術後は、激しい運動は控える必要が有ります。
- 陰嚢の腫れが続くことが有ります。
- 精管の再生手術は極めて難しい手術になります。
パイプカットビフォーアフター症例写真
症例経過
パートナーの体に負担をかけない為に、パイプカットを選択した症例です。婚約者には、前夫との間に子供がおり、前回の妊娠時に体質的な問題が有ることが分かり、女性の負担を配慮し、仙台中央クリニックに御相談をいただきました。陰嚢の傷口を最小限に切開し、精管を結紮切離しました。充実した生活を送るための不安や負担が解消できました。
症例解説
女性側の健康上の問題、年齢的な問題で子供を望まない場合にパイプカットが行われることが有ります。パイプカット手術は、精管を切除後永久的な効果が有りますが、精管を再吻合することは難しく、妊娠を希望したい際には男性不妊になってしまいます。パイプカットを受ける際には十分ご検討頂いてから行う必要があります。パイプカット手術は細菌感染のリスクが有ります。
症例経過
子供にも恵まれパイプカット手術を希望された症例です。今後は二人の時間も大切にしたいと確実な避妊治療を希望し、仙台中央クリニックに御相談をいただきました。最小限の切開を左右の陰嚢に行い精子が送られないように精管の切除と結紮処置をしました。確実な避妊効果が得られ、夫婦仲が深まりました。
症例解説
パイプカットは、精管結紮術といい両側の精管を切断することによって精巣から精液の中に精子が送り出されないようにする避妊手術です。家族計画を終えた夫婦、女性の負担が考えられる場合などの妊娠を望まない状態で行われます。女性が行う避妊手術に比べて身体への負担が少なく、安全に行われる治療です。パイプカット手術は患部の違和感が続くリスクが有ります。