癌や成人病治療中の包茎手術は仙台中央クリニックに御相談ください
成人病を伴う包茎手術
成人病、生活習慣病は、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病などを指します。その初期には、症状が出難いために、健診で指摘されても放置してしまっている方もいらっしゃいます。しかし症状が進行すると、治療や検査のために入院が必要になることが多々あります。入院や病状の変化により、包茎が進行し、包茎手術を希望されることがあります。
癌治療に伴う包茎手術
癌治療では、手術や抗がん剤投与、放射線療法が行われ、長期の入院や、再入院が必要になることがあります。入院や治療に伴い、陰部の清潔が保てなくなり、包茎の状態が悪化し包茎手術を希望されることがあります。
成人病が引き金となる糖尿病性包茎
糖尿病は、陰茎の包皮にも影響を与える疾患です。初期には症状に乏しく、ほとんどの方では目立った兆候が現れることなく進行します。しかし進行すると、血行障害や免疫力の低下から、包皮の炎症、傷が化膿により広い範囲に潰瘍が起こり、包皮の狭窄が強くなり、やがて剥けなくなり真性包茎になります。包茎の状態が進行した場合、免疫力や治癒能力の低下や術後の感染の可能性の増加のため、術後に傷が治り難くなり、包茎手術を断られることがあります。
高血圧と包茎手術
高血圧は代表的な成人病です。血圧を下げる為に内服薬を服用している方がいらっしゃいます。術中術後の出血の可能性が高くなる為、血圧の管理が必要になります。血圧のコントロールがうまくいっていない場合、手術を引き受けてもらえないことがあります。
脂質異常の埋没包茎
脂質異常症の発症には、過食、運動不足、肥満、喫煙、アルコールの飲み過ぎ、ストレスなどが関与することがあります。お腹に脂肪がたまることが多くなり、陰茎が脂肪に埋もれ易い傾向が生じます。その場合、下腹部の脂肪吸引や長茎手術で、陰茎が埋もれた状態を改善させることが出来ます。
脳梗塞や心筋梗塞と包茎手術
脳梗塞や心筋梗塞は、重篤な症状を呈し、入院治療の後に内服治療を継続している場合がほとんどです。その際に、抗血小板薬、抗凝固薬を服用していることが多く、包茎手術のリスクが高くなり、手術を引き受けてもらえないことがあります。手術中に、血量が多くなったり、血が止まらなくなったりすることがあるために、内服薬を休薬することが望ましいのですが、休薬しないでも手術可能な場合もあります。
癌と包茎手術
癌や抗がん剤治療中に包茎手術を希望される場合には、主治医と連携して手術が安全に行えるか否かを判断します。癌の治療中は、抗がん剤による化学療法や放射線療法を受けていることで免疫が低下し、細菌などに感染しやすくなっているため、包茎手術を行う際には細心の注意が必要になります。
成人病や癌の入院や介助を見据えて包茎手術
癌や成人病、生活習慣病では、緊急の検査や手術が必要となることがあります。包茎症状が強い場合、介助や介護で排尿や入浴時に衛生管理が困難になることがあります。包茎手術を受けておくことで、陰部を清潔に保てるため、感染症や包皮トラブルから解放されます。
成人病や癌と包茎手術リスクやデメリット
- 包茎手術後、傷の治癒が遷延することがあります。
- 手術部位の皮膚が硬くなることがあります。
- 術中術後の出血が多くなることがあります。
- 細菌感染を認めることがあります。
- 既往症や服用中の薬により、主治医との連携が必要になる場合があります。
成人病や癌と包茎手術ビフォーアフター症例写真
症例経過
7年前から糖尿病を治療中で、7か月前に直腸癌の手術を行った症例です。癌の治療で入院後、亀頭包皮炎の症状が悪化し、包皮の亀裂を繰り返し、包皮孔がピンホール状になってしまいました。今後予定している再手術の際に尿道カテーテルを挿入することが出来ないために、包茎手術を行いたいと何軒かのクリニックに相談しましたが断られたために、インターネットで検索し仙台中央クリニックに御来院頂きました。診察したところ、包皮孔がピンホール状になり尿の流出に障害がありました。また埋没型の包茎の状態で下腹部に陰茎が潜り込んでいました。癌の術後かつ糖尿病の治療中ではありましたが、治療可能と判断し、包茎手術と埋没陰茎の修正手術を行い、亀頭を露出させることが出来ました。
症例解説
癌や成人病は、手術や長期入院を要し、生活が大きく変わってしまいます。それにより包茎の状態が進行するために、包茎手術を希望される方が多くいらっしゃいます。しかし、癌や成人病を併発していると、包茎手術のリスクが高くなるために、治療を引き受けてもらえないことが多くなります。仙台中央クリニックでは、そのような症例でも、病状を良く伺い、服用している薬を検討した上で、包茎手術が可能であればお引き受けしています。包茎手術を受けることで、包皮炎や包皮の亀裂から開放され快適な生活が送れるようになります。癌や成人病治療中の包茎手術は、細菌感染のデメリットやリスクを認めることがあります。手術の効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。手術前に十分説明を受けてください。