アクアミド除去の手術は仙台中央クリニックに
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アクアミドとは
アクアミドは97.5%の水と、2.5%のポリアクルアミドという硬質ゲルを含有しています。ポリアクルアミドはコンタクトレンズなどに使われている物質です。注入後は体の組織と一体化して長期間残存するために、組織充填剤として使用されています。男性器の美容外科領域では、亀頭増大や陰茎増大に用いられています。
アクアミドによる男性器の増大
アクアミドは注入が簡単で、吸収されないという利点があり、男性短小症例に対し亀頭増大や陰茎増大の目的で使用されています。長期間残存するため、何度も注射したくない、長持ちさせたいという方に喜ばれています。しかし、アクアミドは異物肉芽腫を生じるリスクや、発がん性も示唆されており、使用に関し注意が喚起されています。
アクアミドの危険性
アクアミドはヨーロッパでは承認された製剤ですが、日本では未だ未承認です。アクアミドの使用によるトラブルや危険性の報告があり注意が必要です。アクアミドは注入後、肉芽腫が形成され、しこりになることがある、癌を誘発する可能性があることが指摘されています。また人体は明らかな異物を排除しようとして免疫反応が起こりますので、炎症や細菌感染を併発することもあります。そうした症状が出た場合にはアクアミド除去が必要になります。取り出すことが困難であり、周辺の組織ごと除去する必要があることもあります。
アクアミド除去の時期
アクアミドを注入してすぐの場合、比較的簡単に取り除けます。しかし注入後、数カ月から数年の期間が経過すると、アクアミド周囲に肉芽組織が増生し組織を巻き込むため除去は困難になり、取り除くために大きく切開することが必要になることがあります。その場合、切開による傷や、凹み、陥没、萎縮、感覚異常、麻痺などを生じるリスクがあります。
アクアミド除去のリスクやデメリット
- アクアミドが組織の中に広く入り込んでいる場合は除去が難しくなります。
- 数回に分けて治療が必要な場合があります。
- アクアミド除去後、注入してあった部位の形状が変化することがあります。
- 治療部位に腫れや内出血の症状が認められることがあります。
- 細菌感染を認めることがあります。
アクアミド除去ビフォーアフター症例写真
症例経過
2年前に他院で包茎手術とアクアミドによる亀頭増大を行った症例です。術後1年半経過したころから亀頭が変形してきたので、仙台中央クリニックに御相談頂をきました。診察したところ、亀頭に注入されたアクアミドが飛び出し、亀頭表面が凸凹になっていました。アクアミドを除去して、亀頭の形状を整えました。
症例解説
アクアミドは注入部位から流れたり、突出したりして変形をきたすことがあります。また肉芽腫や、発がん性の可能性が知られており、長期間経過してからトラブルが起こることがあり注意が必要です。出来るだけ元の形に戻すためには、アクアミドの除去手術が有益です。取りきれずに残存してしまう場合には、完全に自然な形に戻らないことがあります。アクアミドの除去手術は、傷や内出血のリスクやデメリットを認めることがあります。手術の効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。手術前に十分説明を受けてください。